世阿弥『風姿花伝』

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日本史の教科書の中で出会う人が多いと思いますが、興味がなければスルーされる方ではないでしょうか。

私は彼の著書『風姿花伝』という・・・なんとも美しい名前に惹かれて興味を持ちました。

有名な【時々の初心忘るべからず】は彼が残した言葉です。

幼名は鬼夜叉。ライバルの田楽が人気を博す時代に、父である観阿弥の教えを基本として、芸能の心構えを説いた【風姿花伝】。およそ20年の歳月を経て完成させたと言われています。

【時々の初心忘るべからず】

未体験の事態に直面したときに持つ心構えや覚悟。これがあるからこそ、人は人生の次々と起こるできごとを乗り越えていける。というもの。

【離見の見】

自分を突き放して見ることの大切さ。自分を左右前後からよくよく見よ。観客の目で。常に自分の後ろ姿を意識していないと卑しさが出ていることに気づかない。

【稽古は強かれ、情識はなかれ】

決して傲慢になってはならない。常に謙虚な姿勢で精進し、努力し続けることの大切さ。慢心は人を堕落させ停滞を招く。何事も人生をかけて完成させる覚悟。これ以上の上がないという到達点はないものであるから。

【よき劫の住して悪き劫になる所を用心すべし】【住する所なきをまず花と知るべし】

劫とは、功績のことであり、よいとされてきたこと。それに安住すると、むしろ悪い結果になってしまうことを用心しなさい。

住するところなき つまり、とどまらないということであり、停滞することなく、変化することこそ、芸術の中心である。ちなみに、雅楽には【無住心】という言葉があります。

秘すれば花・・・とどまらざる心こそ花である

 

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