2種類の知能

この記事は約2分で読めます。

ずいぶん前に スーパーバイザーの先生に師事して
私は知能検査(当時はWISCⅢでした)の実施、分析をもとに
個別支援計画を作成して
子どもたちの発達サポートをしていた時代がありました。

そのとき
その子の可能性や魅力の発見につながる
”愛のある概念”に心惹かれました。

それは【結晶性知能】と【流動性知能】です。

知識や経験などの蓄積によって伸びていく結晶性知能(主に言語能力や理解力、洞察力)
経験とは無関係な流動性知能(主に処理速度や直感力)

学習や教育の影響をほとんど受けない流動性知能
推論する能力、思考力や暗記力、計算力、集中力
新しい環境に置かれたときに どのように対応すればよいかを考え、行動する能力
固定観念に左右されにくいので、独創的なアイデアを生み出すこともあります。
法則を発見したり、関係を把握したり、抽象化したり
ひらめきを利用する能力です。
皮肉なことに・・・加齢・・・つまり、経験を重ねていくにしたがって
柔軟さを失い、対応速度が低下し、流動性知能は衰える。と言われています。

逆に
長年培った教養、あるいは経験の深さや広さ増していくので
結晶性知能は高まります。
専門的な知識や技術、習慣化された手順や方法は
問題の解決のために活用されることが多いのです。

おもしろいのは
経験豊富で結晶性知能が高いのに
問題が起こったときにうまく対応できないのは
流動性知能が衰えているからです。

だからと言って
知能の高低を気にするあまり
大切なことを見失うことだけは避けたいところです。

加齢に伴って低下する流動性知能をきたえるトレーニングが
ちまたにあふれていますが
結晶性能力(冷静な判断力)でもって
生活の質を高め、喜びを感じられるほうを選択したいですね。

 

ちなみに 最近の研究(2020年:東京理科大学工学部:情報応用工学科 篠原教授)
情報処理能力と記憶力のピークは18歳前後
集中力のピークは43歳
感情認知能力のピークは48歳
基本的計算能力や新しい情報を学び、理解する能力のピークは50歳

コメント

タイトルとURLをコピーしました