岡潔博士

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1901年~1978年
この先生

じつは前人未到の偉業を達成することになった
日本初ノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士の恩師であった
当時世界中でお手上げだった「多変数函数論」において3つの中心的な問題を解決した

二晩以上寝ずに考えなくては解けないものだけを「問題」と呼んでいた

どうせ寝るから布団で研究したほうがいいと
万年床の周りの書類を積みあげていた

交感神経を締め付けられるという理由から
スーツのネクタイや和服の帯は締めない
同じ理由でスーツはだぶだぶ

電柱に何時間も小石を投げ続けた

公園で大声で歌って通報された

気が狂うほど数学の研究に没頭していたころ
優いつの理解者であった大親友を失い、事件を起こしてしまう

その後、広島大学を退職し、故郷の和歌山でひっそりと暮らすことになる

文化勲章を受章する
その式典において天皇陛下の「数学とはいかなる学問か」という問いに対して
「数学とは生命の燃焼である」と答えた

「数学は必ず発見の前に一度行き詰まるのです。行き詰まるから発見するのです。」

「理想の高さが気品の高さになるのである。」

「勘は知力ですからね。これが働かないと一切がはじまらぬ。」

 

彼の主著「春宵十話(しゅんしょうじゅうわ)」の一部をご紹介します

成長は遅いほうがいい
数学は自らの情緒を外に表現する学問芸術である
スミレはただスミレとして咲けばよい
そのことが春の野にどのような影響があろうがなかろうか
スミレの知ったことではない
数学を学ぶ喜びを食べて生きている
人こそ学問の中心になるべきなのに
人に関する知識が不足している

人間性ではなく動物性を育てることの危険性
成熟は早すぎるよりも遅すぎるほうがよい
これが教育というものの根本原則なのではないだろうか

今日の情緒が 明日の頭を作る
人が情緒が腐敗し、あるいは情緒を失うと心のセンサーが反応しなくなる

直観を鍛え
善行を繰り返す

「純粋直観」を働かせる
自分にとっての正しさを信じ貫くことができる
少しも打算の入らない行為を日常に取り入れなさい
理屈ではなく純粋な直観を信じ切る
自分の都合よりも愛のあるほうを選択すること

道義的センスを身につけること
それが
義務教育が果たす役割である
美しさ、哀しみを知らぬ者は何事にも雑である

古来からある人を思う心
多くの物語の中にある

自分以上に「誰かを」思う心

頭ではなく心で理解すること

宮沢賢治の詩「アメニモマケズ」の中にある

科学することを知らない者に
科学の知識を教えるとひどいことになる
大宇宙はひとつの心。情といってもいい。
情の2つの元素は、懐かしさと喜び。
花が咲いて蝶が舞う。
どうして蝶には花が咲いていることがわかるのか。
つまり
それが情緒が形となって現れるということ。
花の情緒に蝶が舞い
蝶の心に花がほほえむ。

人は大宇宙という1本の木の一枚の葉のようなもの。
幹がなければ葉は生きられない。
人は宇宙、大自然の一部であるという因果を自覚せよ。

言葉と想像力は
愛と理解に満ちた世界をたどるための道具として
人間だけに与えられた特性だったのだが
その道具を使うことは容易ではなくなった

 

 

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